Kindle Unlimitedを3ヶ月使ってみたけれど結局解約した

昨年のブラックフライデーでKindleデビューし(使っている端末はKindle Paperwhite)、Kindle Unlimitedが3ヶ月99円でお試しできたので加入して使ってたけれど、結局やめることにした。

Kindle Unlimitedは持ち運びできる図書館

Kindle Unlimitedは月額980円で200万冊以上が読み放題になるサブスクのサービス。小説から実用書、雑誌まで、いろんなジャンルの本が読める。通常本を買うと1冊1000円くらいするので、月に2〜3冊読むなら元は取れると思う。

Kindle Unlimitedを使ってみて一番良いなと思ったのは、幅広いジャンルの中から気軽にいろんな本を試せること。買ってまで読むほどではないけれど少し気になるなぁっていう本を読むことができるので、自然と興味の幅が広がったように思う。

私の場合、スピリチュアルとかは半信半疑で普段だったらその分野の本を買ったりしないけれど、Kindle Unlimitedに少し気になる本があって読んでみたら結構面白かった。数秘術の本も面白かったな。あとはあんまり頭を使いたくないときに漫画を借りてみたり。

Kindle Unlimitedを一言で表すなら、ポータブルな図書館。いつでも、どこでも、気になった本を借りてその場で読める。暇つぶしにも良いサービスだと思う。

意外と古典も読める

Kindle Unlimitedで読める本は実用書のイメージが強かったけれど、意外と古典も読める。中でもお勧めなのは光文社で出してる古典新訳文庫。古典って難しいイメージがあるけれど、このシリーズは訳が優しくて比較的読みやすい。

なかなか手を出しにくい古典だけれど、読んでみると意外と面白い。っていうかやっぱ昔から読まれているだけ読む価値のある本だなぁと思うことが多かった。哲学なんかは、今は優しく解説されている入門書がたくさん出版されているけれど、原典を読むことの大切さが分かった。

読み放題で手に取ったショーペンハウアーの『読書について』は去年読んだ本の中でTOP5に入る1冊。読書をする人、文章を書く人に読んでほしい。

なぜ解約しようと思ったのか

一方で使っていく中でイマイチに思った部分もある。それは読みたい本がないこと。本屋さんで気になった本が読み放題になってないかなーと検索してみると大抵無いから結局買うことになる。特に小説は、読みたいのが本当に無い。

あとは、本を買ってないので本気で読まないのも良くないなーと思った。自分のお小遣いからお金を払った本は「買ったからにはちゃんと読むぞ!」とスイッチが入るんだけれど、図書館とかKindle Unlimitedで借りた本は、借りたまま読むのを先延ばしにしてしまったりしてしまう。

借りた本なら、読んでいくうちに「この本つまらないな」と感じたら、読むのをやめるのに躊躇しないのはメリットだが、読書に対する熱は低くなる。

こういうわけで、980円でちゃんと読みたい本を買った方が、読書の充実度は上がるんじゃないかなーと思ったので解約することにした。読みたい本がKindle Unlimitedの対象で、買うより安上がりだったらまた再開するかもしれないけれど、しばらくはお休みしようと思う。