
ゆっくりお湯に浸かって、半額のラーメンを食べて、夜の六時。まだ帰るには早い気もするしどこへ行こうかと友人と車の中で軽く話し合い、スタバ併設の蔦屋書店へ。ノンカフェインのカモミールティーラテを注文。
最近ひとりの時間を持て余してるので、何か手がかりにならないかな、と手に取ってみた一冊。内容は、時間の使い方よりも人生論に近かった。
筆者が忙しい日常に追われていた時、ホテルのラウンジでお茶を頼んだら、運ばれてきたティーポットの横に白い砂の入った砂時計が置かれていたそう。流れる砂の様子から時間の有限性を感じた、というエピソードが印象的だった。
実家に帰ってきてから時間に余裕ができた。その時間をどう過ごせばいいのか分からない時がある。外へ外へと刺激を求めていると、その刺激にいつか慣れてきてしまってまた退屈するというループ。豊かな時間は、どうやったら作れるんだろう。最近ずっと考えてるけれど、最適解はまだ分からない。
本の中でもう一ついいなと思ったのは、腕時計。時計は、時間を共に歩むパートナー。普段はスマホを時計代わりに使っているけれど、休日は腕時計と共に時間を過ごすのも素敵だなと思った。