雨の日のシーレ

一日雨の予報だったので予定を変更して、今日は美術館の日に。その前に昔住んでいた金町に行って葛西神社へお参りしてきた。

雨の滴を纏った桃色の椿。鳥居の前の桜も少し咲いていた。この神社は秋になると銀杏も綺麗で、四季が感じられる風景に心が落ち着く。住んでいたアパートから近かったのでよく行ってた。

朝起きて今日はオムライスの気分だったので、駅周辺でオムライスの店を探した。二葉会館という老舗レストランに初めて入った。中はシーフードピラフでバターが効いてて美味しい。

珈琲休憩を挟んで京成線に乗って上野へ移動。上野公園の桜はもう少しで見頃。

楽しみにしていたエゴンシーレ展へ。他のウィーンに縁のある画家の作品も展示されていたけれど、シーレの絵が圧倒的に異彩を放っていた。ミニマムな線画が描き出す肉体の曲線美、人間の心の内を具現化したような自画像、彼の世界に引き込まれた。

この上もなく甘美な生の過剰さに満ちた永遠の夢想はー休みなくー内に、魂の中に、不安な痛みを抱えながらー炎を上げて燃え、闘いへと激しさを増す、ー心臓の痙攣。

印象に残っているシーレの詩。

帰りに上野駅改札を通ったら、駅構内のピアノで演奏している人がいた。一般の人が誰でも弾けるピアノなんだけれど、人それぞれ演奏に個性があって面白かった。

金町のお惣菜やさんで桜餅と三色稲荷を購入。コンビニのお惣菜も合わせて夜はホテルでまったり。

品川朝散歩

日の出くらいの時間に早く目が覚めたので、仕事が始まる前に散歩へ。

Googleマップを見ながら散歩コースを考えてみた。大井町出発→ゼームス坂→Pigment Tokyo→天王洲アイル→品川駅(Andersenでパンを買って帰る)というプラン。

遠目に高層ビルが並ぶのが見えつつも、住宅街が並ぶ通りはローカルなお店もあって風情がある。

30分くらいで東品川にあるPIGMENT TOKYOに到着。隈研吾が店舗設計を手がけている画材専門店。

竹の簾をイメージした現代的なデザイン。オープン前なので外から見ただけだけど、顔料や刷毛が並べられている様子は美術館のよう。今度はお店の中も見てみたい。

天王洲アイルから飛行機が見えないかなとしばらく空を眺めていたけれど見えなかった。その代わり東海道新幹線が海を渡っていった。

Kiriのクリームチーズに合うのはヨーロッパで食べられているような堅いパン。品川駅の改札内にアンデルセンが入っているので、ここで朝食に胡桃パンを買って、帰りは電車で戻った。

大井町グルメ

2日目の朝は駅前に気になっていたカレーパン専門店があったので、そこでカレーパンをテイクアウト。オリジナルカレー、キーマカレー、トマト、チーズ、色んな種類のカレーパンがあった。

まずは定番をと、オリジナルカレーをチョイス。衣がサクサクで、スナック感覚のカレーパン。前日に中目黒で買ったドリップコーヒーを合わせてみたら、酸味が強くてあんまり合わなかった。(でも、果物の香りが広がるフルーティなコーヒー。)

お昼は気になっていたラーメン屋へ。魚介のあっさりしたスープ、このシンプルな感じがツボなラーメンだった。これはもう一度食べたい。

ラーメン食べ終えて周辺をふらふらしていたら、気になる外観の果物のスイーツのお店を発見。店員さんにおすすめされた「せとかづくし」というオレンジのパフェをお持ち帰り。

甘さがぎゅっと濃縮されたオレンジと杏仁豆腐の相性が良きでした。

終業間際にホテルから外を見てみたら夜景が綺麗に見えることに気づいた。品川滞在は新鮮です。

夜の東京タワー

今日から一週間ほど東京。今年初の遠出。朝出発した時仙台は3度だったのに、関東はもう20度近くで暖かい。

ホテルに荷物を預けて、今日は休みなので散策。中目黒の麻婆麺が食べたくて遅めのお昼に新潟三宝亭へ。ご飯もちゃんとつけました。

中目黒の桜はちらほら開花しているものの、見頃はまだかな。

その後気になっていた、六本木にある「文喫」へ。入場料を払って、本屋で売ってる本を珈琲飲みながら読める、ブックカフェ。

思っていたより店内は大きくなかったけれど、知的好奇心をくすぐる本が多くて見てて楽しかった。

その後急遽友人と会うことに。夜の東京タワーを見に行った。芝公園でまったりおしゃべりしたり。

その友達は今月いっぱいで日本を離れてしまうので、帰国前に会えてよかった。今度はヨーロッパに遊びに行きたいな。