インスタの使い方を改めてから1ヶ月が経って感じたこと

インスタ・デトックスという記事を一ヶ月ほど前に更新した。普段の生活の中でインスタを使ってしまう時間が大きく占めていたり、SNSに依存していた自分に嫌気が差したこともあり、SNSの使い方を改めようと決めたという内容だったが、投稿後想像していた以上に周りから反響があった。

インスタの使い方を改めて一ヶ月が経過したが、その後自分の生活にどんな変化があったかまとめてみたい。

インスタを使うにあたって設けた制限

インスタのアプリを削除するのがSNSから離れるための一番良い方法かと思われたが、アプリがないとブログの更新を告知できなかったり、写真の複数枚投稿ができなかったりで不便に感じた。そのため、アプリは残すことにしたが、インスタを使うにあたって制限を設けることにした。

  • 基本的にブラウザから使うようにする(投稿の閲覧、DMのやり取りなど)
  • アプリを使う場合は、投稿する時のみ(ストーリーを含む)
  • ストーリーの機能は基本的に使わない、使ったとしてもブログの更新通知を行う場合のみ(ストーリーは見ない、ストーリーへの自分の生活に関する投稿も控える)
  • アプリの使用時間をスクリーンタイムで制限する(一日十分まで)

SNSへの依存度が大きく下がった

一ヶ月この生活を続けてみて、結果的にSNSへの依存度は大きく下がった。インスタ・デトックスを始めて数日はインスタを開きたい衝動に駆られたりもしたが、一週間ほど経ったらインスタを開かなくても気にならなくなった。

中でもアプリを使わないようにしたのは効果的だったと思う。アプリはブラウザよりサクサク動く。スクロールしてだらだら投稿を見てしまったりするので、一度開いただけでも滞在時間が長くなってしまう。また、手持ち無沙汰になるとついアプリを開いてしまうのが習慣になっていて、塵も積もって結構な時間をインスタに費やしてしまっていた。

ブラウザでインスタを使うと、アプリよりも読み込みに時間がかかったりするので使いにくい。使いにくさを我慢してまで見るほどでもないと思うようになり、次第にインスタへの興味が薄れていった。

SNSに使っていた時間を何に使うか

SNSの依存度が下がって思ったのは、意外と時間はあるということ。毎日仕事をしていると趣味に費やす時間がない印象を抱きがちだが、無目的にスマホをいじっていることに時間が取られているだけかもしれない。SNSを見なくなって、良くも悪くも暇だ、やることがないと感じることが増えた。

SNS断ちをはじめとしたデジタルデトックスを実施するにあたっては、スマホに費やしていた時間を何に使うようにするか決めておく、考えておくというのも大事な視点かもしれない。

私の場合は、読書をしたり、ブログをはじめとした文章を書く時間が増えたように思う。また、デジタル機器からは離れられていないが、前よりもゲームをするようになった。余った時間を全て生産的なことをして過ごす、というのは無理だと思うので、SNSをだらだら見て過ごすよりは、ゲームに熱中する方が個人的に有意義だからいいやと思っている。

デジタルと共存して生きていくには

最後に、私がSNSの使い方を改めようと思ったのは、『デジタル・ミニマリスト』という本を読んで、いかに私たちはスマホに依存しているか(企業によって、依存させられているか、の方が近い)に危機感を抱いたのがきっかけだ。

仕事も私生活もデジタルに溢れていて、人間らしいアナログな生活が失われ始めている。実際日々の生活を振り返ってみて、私たちは実世界に生きているのか、バーチャルな世界に生きているのか、その境界線も危うくなり始めている(メタバースも最近注目されているし)。

仕事柄、新しい技術にはオープンでありたいと思う一方で、アナログの良い部分は後の世代に残していきたい。デジタルに使われないようにする、すなわち自分の時間の主導権を持つことは、そのための一歩だと思う。