答えのない問いと生きていく
March 16, 2025インターネットを使えばいくらでも自分が探している言葉は見つけられる。そんな現代で、哲学を体系的に学ぶ意味はあるのだろうか。最近ふと手に取った本がきっかけで、哲学の世界に興味を持ち勉強を始めた。Chat...
インターネットを使えばいくらでも自分が探している言葉は見つけられる。そんな現代で、哲学を体系的に学ぶ意味はあるのだろうか。最近ふと手に取った本がきっかけで、哲学の世界に興味を持ち勉強を始めた。Chat...
朝目が覚め、少しの間布団の中で微睡んだ後、ベッドから出て部屋の窓を開ける。簡単なストレッチ、水分補給。着替えた後は、朝日を浴びるために近所の河川敷を少し歩く。このようにして私の平日の一日は始まる。...
早朝、新宿駅。賑やかな金曜日の夜が過ぎ、明け方の街の中で静かに点滅する赤信号の光。バスの待合室はほとんどが外国人で溢れていた。七時の高速バスに乗り、岐阜県の高山市へと向かった。...
雨上がりの図書館で本の頁を捲ると、湿気と手垢のついた紙の匂いが混じりあった空気がふっと鼻に触れる。世界各国から集められた絵本、子供の頃に読んだファンタジー小説、やさしい日本語で書かれた様々な分野の子ど...
川村記念美術館が休館してしまうという知らせを聞いて、千葉へ行くことにした。二階の大きな窓のある展示室が好きだったので、好きな美術館がまた一つ無くなってしまうのは寂しい思いがする。せっかく千葉に来たので...
昨年末に東京を訪れた際に、蔵前の『封灯』という喫茶店で未来の自分へ手紙を書いた。その時に書いた手紙は一年後になったら、自分の元へ届く予定だ。一枚の紙を前にしながら、じっくりと自分自身と向き合えた時間だ...
物理的にも、精神的にも、少し一人になりたくて、年始の連休のほとんどをホテルで過ごした。特に決まった予定を入れずに、部屋でゆっくり映画を観たり、近くのケーキ屋さんに立ち寄ってみたり。大きな出来事はなかっ...
言葉にするという行為は、一つ下の次元に降りて物事を見ることだと思う。抽象的で、もわもわと感じているものに単語を当てはめて、定義をする。それを行った瞬間に、様々な意味の可能性が切り捨てられて、自分が感じ...
一週間ほど札幌に行ってきた。北海道で過ごした日々はささやかな幸せに溢れていた。ポケットラジオを持っていったが、平日の朝にNHKで「クラシックの庭」という番組が放送されていて、毎朝音楽との出会いがあった...
人は誰かのことを忘れていく時、まずその人の声が思い出せなくなる。声、見た目や表情、触れ合った感覚、そして匂い。人の記憶は、聴覚、視覚、触覚、味覚、嗅覚の順に失われていく。...
用事があって、裁判所に初めて来た。帰り際に小さな資料室を見つけて覗いてみると、明治時代に作られた法服や、法律にまつわる古典(モンテスキューの『法の精神』が印象に残っている)などが展示されていて、貴重な...
百貨店などで香水を見ていて、結構答えるのに困るのが「どのような香りが好きですか?」という質問。香水を見ているのだから、そう尋ねられるのは当たり前だが、好きな香りをうまく言い当てる言葉が見つからない。...
ご無沙汰しております。渡邉です。日に日に秋が深まって参りましたが、お変わりありませんでしょうか。...
素足に触れる床が冷たい。つい最近まで半袖で寝ていたのに、箪笥からカーディガンを引っ張り出してきたほどだ。外では雨がしとしと降っている。...
御厩橋の歩道の上を満開の白いツツジが一直線状に伸びている。中津川のせせらぎを聞きながら歩き、橋を渡り終わると左手に南昌荘の案内板が見えてきた。...
月詣に来ると神前式が挙げられていて、拝殿で酒が配られている様子が垣間見えた。帰りには黒揚羽が飛んでいて、今日は珍しいものがたくさん見れてなんだかついている。...
京都を訪れてもう一つ印象に残っているのは、松栄堂というお香の専門店である。ここでお香を購入させていただいてから、自室でお香を焚く時間が楽しみになりつつある。...
濡れた折り畳み傘を片手に路線バスへ乗り込む。雨の京都は二回目だ。午前中に大山崎まで足を伸ばし美術館へ行ってきたが、意外と早く観終えてしまったので手持ち無沙汰になった。...
二月があっという間に終わり季節は春の訪れを告げる。風がなければもう薄手の羽織だけで外出できるほどの暖かさである。駅から広瀬通りをずっとまっすぐに進んでいくと左手に晩翠画廊というギャラリーが見えてくる。...
パン屋に併設されている喫茶店で朝食を済まし、窓の外をぼんやり眺めていた。「珈琲のおかわりは・・いかがですか」すこし辿々しい様子の若い男の店員さんに声をかけられ、ふと我に返る。...